私の書いた小説『真夜中の汽車』が、第2回東京中野文学賞の一次選考を通過しました。
第2回東京中野文学賞
https://nakano-story.jp/
同一次選考通過作品
https://nakano-story.jp/wp-con
国鉄芸備線と木次線が交わる備後落合駅とその駅前の旅館を舞台に、時を昭和三十二年に設定して、これから社会に出ようという一人の若者が様々な人間と接触する物語です。もしも私がその時代に生まれその場所に居たとしたらどんな事を想い感じるだろう、それを人間の出逢いを通じて幾らかでも明らかにする事が出来たと思っています。
この小説を書いた後、かつて私もその駅を訪ねました。今は本当に淋しい山間の無人駅ですが、そこが昔多くの人間の出逢いの場であった事を思い、言葉に出来ない感動を覚えました。人間が生きる事、それも真面目に誠実に。或いはこの小説は私の書くお話の典型なのかも知れません。
投稿規約に従い現在は閲覧を停止していますが、以下のリンクで Kindle 上既に公開している物語です。選考の結果入賞しなければ、また公開を再開致します。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09MQ3K64S