雅峰生の手紙

私が妻や友人に宛てて書いた郵便から

手紙の過去分は順次当サイトから削除して『断章』としてまとめ、
『小説家になろう』に掲載後、 Kindle で電子書籍化しています

6661-黒松内

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 自分を分かってくれないからといって、切り離してはいけない。それは切り離していい理由にはならない。
 切り離せば本当にそこで終わる、そこで終わるからだ。その後では如何(どう)する事も出来ない。死ぬまで後悔するだけだ。
 他の誰の所為(せい)でもない。一生、背負う。罰だ。だがその罰あるままで、どうかこの私に導きを。
(令和七年八月二十四日 函館本線黒松内駅待合室にて)

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