雅峰生の手紙

私が妻や友人に宛てて書いた郵便から

手紙の過去分は順次当サイトから削除して『断章』としてまとめ、
『小説家になろう』に掲載後、 Kindle で電子書籍化しています

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腹を抱えて笑うのも良いでしょう。しかし私は深く想う事の方を勧めます。腹の底から笑うのは気持ちの良いものですが、それは『感情』です。本来が長く続くものではあり得ないからです。自分の中に深く沈殿し、堆積し、軈(やが)て何らかの形になり、それが決して崩れ壊れる事がなくなる。そういうものは、いつも人が深く想う、深く願う事に拠って作り上げられるからです。
人が生きるのは、そういう変わらないものを自分の中に創っていく営みであると私は思っています。その淋しくも変わらないものが、この後に何がやって来ても自分を支えるのですよ。そういうものをもって下さい。そういうものをこそ創ろうとして下さい。他のものではなしに。