雅峰生の手紙

私が妻や友人に宛てて書いた郵便から

手紙の過去分は順次当サイトから削除して『断章』としてまとめ、
『小説家になろう』に掲載後、 Kindle で電子書籍化しています

ガザ・パレスチナの人々に平和と安心を

パレスチナ問題に関しては前々から思っていたのですが、この度(たび)ばかりは我慢ならず、初めて国連WFPに寄付をしました。私は全くの一庶民ですから私の寄付額など高が知れている僅かなものです。またWFPという大きな組織に寄付をして、それが何(ど)れ…

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東京中野物語文学賞一次選考通過

私の書いた小説『急行羽幌』が、東京中野物語文学賞2022の一次選考を通過しました。 https://nakano-story.jp/wp-content/themes/nakano-story/common/img/一次選考通過作品一覧.pdf 北海道日本海側の今は無き国鉄羽幌線、その北の終点幌延の町に住む青年が…

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5760

何気無い一瞬に、非常に魅力的なシーンがあります。如何なる要素が加わっているならばその魅力が具わるのかは説明出来ません。しかし其処(そこ)にその魅力が在る、厳然と在る事だけは、疑い様がありません。感じる、と謂うよりも、判然(はっきり)と見え…

5746-備後落合

山の中の淋しい駅だ。昔この駅には、毎日毎時間、汽車が到着してはまた発車していった。駅員もお客さんも沢山居た。駅前には二つの旅館があった。人の流れがあったのだ。しかし今は必要とされなくなって、日に十本かそこらの普通列車がやって来るだけになっ…

5740-備後落合

前夜、よく眠った筈なのに、昼間の行程が眠い。矢張旅先だからか。特に長く歩いている訳ではない。しかし矢張心が緊張し、昂(たかぶ)っているからか。列車に乗ると、復路必ず眠ってしまう。クロスシートだと嬉しいのだが、ロングシートなので眠りにくい。…

5738-備後落合

収支が悪い鉄道の線区が発表になり、廃止前にと、遂に家族で一泊旅行に出掛けました。奥さん子供を連れて、一日中列車に揺られる旅です。新幹線と特急列車には別段何かの面白味があった訳ではありませんが、その先の支線がもう言語に絶する魅力でした。現役…

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5684-梅小路

御前は時々、話しながら自分で泣く様になったな。お父ちゃんもいずれは死ぬ、お空に帰るという事を知って、それで泣く様になったな。御前が生まれる前は御前は透明人間で存在していて、お父ちゃんの若い頃の事も見ていたと言うね。その、お父ちゃんがまだ若…

2701ー梅小路

二歳半の子を、京都の梅小路蒸気機関車館、今の名称だと京都鉄道博物館に連れて行きました。私も子供の頃、父に連れて行ってもらいました。いつも写真でしか見ていない蒸気機関車の実物に、子は喜んでいました。一つ一つ、積み重ねます。地層の様に、想い出…

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第38回太宰治賞一次選考通過

私の書いた小説『五軸動輪』が、第38回太宰治賞の一次選考を通過しました。 https://file.chikumashobo.co.jp/mm_files/dazaisho2022_1.pdf 北海道の美唄鉄道の町、常盤台(ときわだい)を舞台に、五軸動輪の蒸気機関車とその運転士のお爺さんが好きな少年が…

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小説『真夜中の汽車(新字新仮名遣版)』を Kindle 電子出版

以下のリンクです。 https://www.amazon.co.jp/dp/B09MQ3K64S 昭和三十二年の国鉄芸備線備後落合駅とその駅前旅館を舞台にした、これから就職しようという若者が様々な人間に出逢う物語です。 以前、鉄道雑誌で昔と現在の同駅の写真を見て、この物語の構想が…

随筆(書簡集)『断章 第二十一集』を Kindle 電子出版

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過去の投稿歴と実績

2018年募集・『空の音』 第53回北日本文学賞一次選考通過・『塘路にて』 第35回太宰治賞一次選考通過 2019年募集・『幻の場所』 第6回林芙美子文学賞一次選考通過・『来ない列車を待つ老人』 第6回林芙美子文学賞一次選考通過 2020年募集・『想い出の頸城』 …

第8回林芙美子文学賞一次選考通過

私の書いた小説『米子(よなご)』が、第8回林芙美子文学賞の一次選考を通過しました。 www.kitakyushucity-bungakukan.jp 鉄道が好きな少年が父親と山陰地方の米子を訪れ、何故か自分の父親の事を知っている老婆やもう直ぐ廃止になる小さな私鉄の運転士と出…